- 大会名
- 2019年欧州リウマチ学会(EULAR2019)
- 日程
- 2019年6月12日~15日
膠原病・リウマチ内科の島田です。
私は6月にスペインのマドリードで開催された欧州リウマチ学会(EULAR)に参加してきました。私にとっては2012年のベルリン以来、7年ぶりのEULARになります。
前回はabstract publicationのみでしたが、今回はポスター発表を行ってきました。たくさんの方々にポスターを見ていただき、ご意見もいただき、有意義な時間となりました。また、学会ではリウマチ・膠原病分野に関する最新の研究やrecommendationが発表されており、毎回どのセッションに聴きに行くか迷うくらいでした。今回は特にJAK阻害薬がトピックとなっており、これからは生物学的製剤よりもJAK阻害薬が主流になるのではないかと予感させられました。また、私が研究のテーマとしている妊娠・出産・授乳に関する発表も多く、聴講したセッションはいずれも大変勉強になりました。これらはグループ内でも共有し、今後の診療や研究に是非活かしていきたいと思います。
学会終了後は半日程度ですが、マドリード市内を観光しました。スペイン王宮、プラド美術館、ソフィア王妃芸術センターに行きました。王宮内の豪華な内装やたくさんの美術品、絵画に触れることができ、とても楽しいひとときでした。また、スペインは海鮮やパエリア、コロッケなど日本人好みのものが多く、どれも美味しかったです。
このように海外の学会に参加させていただけるのは、医局の先生方や家族の協力あってのことであり、大変感謝しております。次回のEULARやACRではオーラルセッションでの発表ができるように、これから日々の診療や研究によりいっそう精進していきたいと思います。