No.16 眞鍋 直人

全身を診る医師を目指して
膠原病・リウマチ内科での挑戦
膠原病・リウマチ内科眞鍋 直人
(香川大学 2022年卒)

私は、学生時代から患者さんの全身を診れるようになりたいという目標を持っていました。様々な診療科の勉強をしていくなかで、全身のありとあらゆる臓器に病変が出現する膠原病やリウマチ性疾患はまさに自分の目標に合致する分野だと感じ、当科を志望するようになりました。初期研修の際には静脈路確保はもちろんのこと、骨髄検査や腎生検、関節エコー検査など多岐にわたる手技を先輩医師から手厚いご指導をいただきながら実践することができました。このように幅広い内科的な知識や手技を要求される分、飽きることなく学び続けられることが膠原病・リウマチ内科領域の魅力の一つではないかと私は考えます。現在は卒後3年目になったばかりですが、主治医として患者さんを担当する責任の重さを実感しながら、日々の業務をこなしています。生活に支障をきたすほどの関節痛を訴えて入院した患者さんが、投薬治療によって関節痛が改善し発症前と同じくらいに手足を動かせるようになったということをたびたび経験します。その際に、患者さんから喜びの言葉を聞くことが自分のやりがいにつながっています。自己免疫疾患と戦っている患者さんが不自由なく生活できるように、長い付き合いのなかで患者さんの訴えに耳を傾けながら一緒に頑張っていきたい、そんな意志をもっている後輩の方々と働ける日々を心待ちにしております。