No.05 溝口 仁志

溝口 仁志

より深い知識を得ることの面白さを教えてくれます
呼吸器内科溝口 仁志
(金沢医科大学 2015年卒)

私は、香川県で生まれ育ち、医師となるため、金沢医科大学に進学しました。初期研修は香川大学附属病院で研修し、2017年4月より呼吸器内科の一員として働き始めました。

前期研修の初めは、呼吸器内科を選択しました。血液・免疫・呼吸器内科の最初の合同カンファレンスでは衝撃を受けました。プレゼンされる先生が、患者さんの問診から身体所見、家庭環境まで事細かく聴取され、キーポイントとなる所見を見つけ出し、病気の原因を突き詰めていく姿勢は私が理想としていた内科医と重なりました。

実際の研修では、動脈血ガス検査に始まり、胸水穿刺や気管支鏡など多くの手技も経験できました。上級医の先生方は、ガイドラインやエビデンスのある論文を用いて、研修医が疑問に思ったことやつまずきやすいところを説明してくださり、より深い知識を得ることの面白さを教えてくれます。

私が所属している呼吸器内科の疾患は、完治困難の疾患が比較的多いです。なので、診断時より患者さんとその家族に関わり、抱えている苦悩に耳を傾け、できる治療をすることで、その人の人生に微力ながら貢献できればと思い、仕事をしております。

まだまだ、半人前な私ですが、やる気のある皆さんと共に研鑽できることを楽しみにお待ちしております。